神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰2-9-11
お世話になります。
連日猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
現在、台風6号が発生しておりますが、来週月曜日(31日)から火曜日(8月1日)にかけて、沖縄地方や奄美地方に接近するおそれがあります。
実は、台風の強風によって生じる屋根被害については、下記のような劣化症状が屋根に生じているというのが大きな要因になります。
屋根材を製造しているメーカーも、日本は毎年必ず台風が上陸する国ということを理解していますので、耐強風という点についてはしっかりと設計しています。つまり、屋根が万全な状態であれば、「強風で飛ばされてきた物体が衝突する」といったことが無ければ、本来、強風で屋根材が飛ばされる…などという被害は出ないはずなのです。
よって、台風への備えというのは、台風が増加する夏の終わりに向けて、今から点検を行われることをオススメいたします。
ここからは、夏の間に行っておきたい、屋根の台風対策をいくつかご紹介させていただきます。
屋根には、様々な劣化症状があり、下記お写真は、実際にみらいホームが点検を行わせて頂いたお客様の屋根写真になります。
❒ 棟板金を固定する釘が浮いている。
❒ 棟板金が浮いている。
スレート屋根と金属屋根のシェア率の高まりに比例して、台風の強風によって棟板金が剥がれてしまう…という被害が急増しています。
棟板金は、屋根の頂上部分に取り付けられているものですので、住人さんが日常的にその状態を確認することが非常に難しいです。
また、棟板金の固定が緩み、隙間が生じるといっても、数cm程度の隙間ですので、1階部分から見上げたのでは気付くことすらできないのです。
そのため、自宅の屋根に問題が生じていることに気付くことが無く、台風シーズンに突入してしまい、棟板金が飛ばされてしまう…という被害が出てしまう訳です。
こういった被害を防止するためには、夏の間に屋根の専門業者に点検をしてもらい、固定が緩んでいるようであれば、しっかりと固定してもらうと良いと思います。
新築住宅でも、数年程度経過していて、屋根の点検を一度もしたことが無い…という場合、念のため、屋根の点検は行っておかれることをオススメいたします。
❒ 屋根のひび割れが生じている。
❒ 屋根の欠けや破損が生じている。
屋根のひび割れなど、何らかの劣化症状が出ているのであれば、それらの補修をきちんと行うことが重要になります。
例えば、スレート屋根について、小さな亀裂程度であれば「この程度なら大丈夫だろう」と考えるかもしれませんが、大型化が進む現在の台風では、そういった小さな破損から、屋根材が全て吹き飛ばされてしまう…といった大きな被害につながってしまいます。
屋根に生じている亀裂や屋根材のズレ、漆喰の脱落などがある場合、きちんと補修しておくことで、台風による大きな被害を防ぐことができます。
なお、スレート材が反っている…といった症状がある場合、屋根表面の塗膜の効果が切れている可能性が高いです。
上述したように、スレート材の反りは、屋根材が湿潤・乾燥を繰り返すことで起こるものなので、塗膜がきちんと効果を発揮できている状態であれば、屋根材自身に水が染み込むといったことはないのです。
❒ 漆喰の劣化が生じている。
漆喰の補修が必要な劣化症状をご紹介します。
劣化したまま放置してしまうと、雨が入り込んで雨漏りの原因になったり、欠けた漆喰が雨どいに詰まり水はけが悪くなってしまう場合があります。
まずは点検をしてもらい、同じ症状が確認できたら補修工事を行ないましょう。
塗装してはいけない屋根材“パミール”に注意!
パミールとは、アスベストの規制に伴い、アスベストを含まない建材として、ニチハが1996年~2008年まで製造していた屋根葺材です。
当時施工されたものが、今メンテナンス時期に入っていますが、実はパミールは塗装できません。
一見するとカラーベストの屋根と区別がつきにくいため、誤って認識し施工すると大変なことになります。
ここでは、パミールのメンテナンスについて説明していきます。
塗装できない理由とは?
なぜパミールは塗装ができないと言われているのでしょうか。
通常、カラーベストの屋根は約10年に一度はメンテナンスが必要で、撥水性を失わないため塗装工事を行い、新たな塗膜で保護してやります。
しかし、パミールの場合、塗装でメンテナンスをしても延命ができないのです。
現場調査をした建物で「パミール」を使用していた屋根では「層間剥離」といってパミールがまるでお菓子のパイのように膨らんで、今にも剥がれそうになっていました。
この状態で塗装しても全く意味をなさないどころか、塗装前の高圧洗浄でバラバラになるリスクのほうが高いです。
パミールでよくある劣化症状とは?
パミールで報告されている劣化症状は主に2つあります。
まず1つ目は「層間剥離」です。これは前述のとおり、お菓子のパイのように膨らみ、ミルフィーユ状の層が剥がれていく、最も特徴的な劣化症状です。
2つ目は「釘の腐食」です。パミールに使用されている釘は、メッキ処理が薄いものが混入していたため、腐食やサビの発生が起きやすいものがあります。
釘の腐食により、屋根材のズレや落下の危険性も高くなるので、お早めの対処が必要になります。
メンテナンス方法とは?
パミールのメンテナンス方法は、屋根材の「葺き替え」か「カバー工法」になります。
❒ 屋根葺き替え
劣化したパミールをすべて撤去し、新たな屋根材で葺きなおす工法で、屋根材は瓦やガルバリウム鋼板、ディプロマットスターなどがあります。
最もメンテナンスがフリーなのは瓦ですがコストが高いのと、最近では軽量化がはかられてるとはいえ、ディプロマットスターやガルバよりずっと重いので、建築基準法での壁量計算によっては葺き替えできないケースが考えられます。
カラーベストは、折角吹き替えても約10年ごとに塗装工事が欠かせないので、軽くてメンテフリーなディプロマットスターが人気です。
しかし、どの種類の葺き替えでも、既存のパミールの撤去と処分費用が高額のため、コストがとてもかかります。
❒ 屋根カバー工法
葺き替えではコストがかかると説明しましたが、そこで注目されているのが「カバー工法」です。
カバー工法とは、既存のパミールの上からガルバや、ディプロマットスターなどの板金をかぶせて保護していく工法で、パミールの撤去と処分費がかからないため、コストを削減できます。
しかし、あまりにも劣化が進み、層間剥離で膨れ上がった状態までいくと施工は不可能です。
こまめな点検・メンテナンスのほか、地震や台風などの災害後に都度チェックを行われることをお勧めいたします。
一見、手間がかかるように感じるこまめなメンテナンスですが、急な出費を防ぐ手段として有効です。
遠くから自宅の屋根を目視でチェックするだけでも、屋根に不具合が発生していないか確認できますが、屋根の細部までしっかり調査を行う為には、専門知識を持った業者にお願いされることをお勧めいたします。
屋根も、外壁も高所での作業となるため、メンテナンス・修理のための足場の組み立てが欠かせません。
足場の組み立ては、1回につき数十万円ほどの費用が発生するのが一般的です。
屋根と外壁それぞれのメンテナンス・修理ごとに足場を組むと費用がかかるので、一度にまとめて工事を行われることをお勧めいたします。
修理費用という金額面はもちろん、時間の面でも節約につながります。
屋根も外壁も外観の美しさだけではなく、機能面でも重要な役割を持っているので、定期的なメンテナンスが重要になるのです。
みらいホームでは、高所カメラを使用し、屋根の無料点検を行わせていただいております。
ご自宅の屋根の点検をご検討中のお客様は、是非お気軽にお問い合わせください☺
本日も最後までお読みいただきありがとうございました☺
お見積りの作成など、
何度でも無料でご提出させて頂きます。
メールでのお問い合わせは⬇こちらからお願い致します。
お問合せはこちら
【所在地】神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰2-9-11
お世話になります。
連日猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
現在、台風6号が発生しておりますが、来週月曜日(31日)から火曜日(8月1日)にかけて、沖縄地方や奄美地方に接近するおそれがあります。
実は、台風の強風によって生じる屋根被害については、下記のような劣化症状が屋根に生じているというのが大きな要因になります。
屋根材を製造しているメーカーも、日本は毎年必ず台風が上陸する国ということを理解していますので、耐強風という点についてはしっかりと設計しています。つまり、屋根が万全な状態であれば、「強風で飛ばされてきた物体が衝突する」といったことが無ければ、本来、強風で屋根材が飛ばされる…などという被害は出ないはずなのです。
よって、台風への備えというのは、台風が増加する夏の終わりに向けて、今から点検を行われることをオススメいたします。
ここからは、夏の間に行っておきたい、屋根の台風対策をいくつかご紹介させていただきます。
屋根には、様々な劣化症状があり、下記お写真は、実際にみらいホームが点検を行わせて頂いたお客様の屋根写真になります。
❒ 棟板金を固定する釘が浮いている。
❒ 棟板金が浮いている。
スレート屋根と金属屋根のシェア率の高まりに比例して、台風の強風によって棟板金が剥がれてしまう…という被害が急増しています。
棟板金は、屋根の頂上部分に取り付けられているものですので、住人さんが日常的にその状態を確認することが非常に難しいです。
また、棟板金の固定が緩み、隙間が生じるといっても、数cm程度の隙間ですので、1階部分から見上げたのでは気付くことすらできないのです。
そのため、自宅の屋根に問題が生じていることに気付くことが無く、台風シーズンに突入してしまい、棟板金が飛ばされてしまう…という被害が出てしまう訳です。
こういった被害を防止するためには、夏の間に屋根の専門業者に点検をしてもらい、固定が緩んでいるようであれば、しっかりと固定してもらうと良いと思います。
新築住宅でも、数年程度経過していて、屋根の点検を一度もしたことが無い…という場合、念のため、屋根の点検は行っておかれることをオススメいたします。
❒ 屋根のひび割れが生じている。
❒ 屋根の欠けや破損が生じている。
屋根のひび割れなど、何らかの劣化症状が出ているのであれば、それらの補修をきちんと行うことが重要になります。
例えば、スレート屋根について、小さな亀裂程度であれば「この程度なら大丈夫だろう」と考えるかもしれませんが、大型化が進む現在の台風では、そういった小さな破損から、屋根材が全て吹き飛ばされてしまう…といった大きな被害につながってしまいます。
屋根に生じている亀裂や屋根材のズレ、漆喰の脱落などがある場合、きちんと補修しておくことで、台風による大きな被害を防ぐことができます。
なお、スレート材が反っている…といった症状がある場合、屋根表面の塗膜の効果が切れている可能性が高いです。
上述したように、スレート材の反りは、屋根材が湿潤・乾燥を繰り返すことで起こるものなので、塗膜がきちんと効果を発揮できている状態であれば、屋根材自身に水が染み込むといったことはないのです。
❒ 漆喰の劣化が生じている。
漆喰の補修が必要な劣化症状をご紹介します。
劣化したまま放置してしまうと、雨が入り込んで雨漏りの原因になったり、欠けた漆喰が雨どいに詰まり水はけが悪くなってしまう場合があります。
まずは点検をしてもらい、同じ症状が確認できたら補修工事を行ないましょう。
塗装してはいけない屋根材“パミール”に注意!
パミールとは、アスベストの規制に伴い、アスベストを含まない建材として、ニチハが1996年~2008年まで製造していた屋根葺材です。
当時施工されたものが、今メンテナンス時期に入っていますが、実はパミールは塗装できません。
一見するとカラーベストの屋根と区別がつきにくいため、誤って認識し施工すると大変なことになります。
ここでは、パミールのメンテナンスについて説明していきます。
塗装できない理由とは?
なぜパミールは塗装ができないと言われているのでしょうか。
通常、カラーベストの屋根は約10年に一度はメンテナンスが必要で、撥水性を失わないため塗装工事を行い、新たな塗膜で保護してやります。
しかし、パミールの場合、塗装でメンテナンスをしても延命ができないのです。
現場調査をした建物で「パミール」を使用していた屋根では「層間剥離」といってパミールがまるでお菓子のパイのように膨らんで、今にも剥がれそうになっていました。
この状態で塗装しても全く意味をなさないどころか、塗装前の高圧洗浄でバラバラになるリスクのほうが高いです。
パミールでよくある劣化症状とは?
パミールで報告されている劣化症状は主に2つあります。
まず1つ目は「層間剥離」です。これは前述のとおり、お菓子のパイのように膨らみ、ミルフィーユ状の層が剥がれていく、最も特徴的な劣化症状です。
2つ目は「釘の腐食」です。パミールに使用されている釘は、メッキ処理が薄いものが混入していたため、腐食やサビの発生が起きやすいものがあります。
釘の腐食により、屋根材のズレや落下の危険性も高くなるので、お早めの対処が必要になります。
メンテナンス方法とは?
パミールのメンテナンス方法は、屋根材の「葺き替え」か「カバー工法」になります。
❒ 屋根葺き替え
劣化したパミールをすべて撤去し、新たな屋根材で葺きなおす工法で、屋根材は瓦やガルバリウム鋼板、ディプロマットスターなどがあります。
最もメンテナンスがフリーなのは瓦ですがコストが高いのと、最近では軽量化がはかられてるとはいえ、ディプロマットスターやガルバよりずっと重いので、建築基準法での壁量計算によっては葺き替えできないケースが考えられます。
カラーベストは、折角吹き替えても約10年ごとに塗装工事が欠かせないので、軽くてメンテフリーなディプロマットスターが人気です。
しかし、どの種類の葺き替えでも、既存のパミールの撤去と処分費用が高額のため、コストがとてもかかります。
❒ 屋根カバー工法
葺き替えではコストがかかると説明しましたが、そこで注目されているのが「カバー工法」です。
カバー工法とは、既存のパミールの上からガルバや、ディプロマットスターなどの板金をかぶせて保護していく工法で、パミールの撤去と処分費がかからないため、コストを削減できます。
しかし、あまりにも劣化が進み、層間剥離で膨れ上がった状態までいくと施工は不可能です。
こまめな点検・メンテナンスのほか、地震や台風などの災害後に都度チェックを行われることをお勧めいたします。
一見、手間がかかるように感じるこまめなメンテナンスですが、急な出費を防ぐ手段として有効です。
遠くから自宅の屋根を目視でチェックするだけでも、屋根に不具合が発生していないか確認できますが、屋根の細部までしっかり調査を行う為には、専門知識を持った業者にお願いされることをお勧めいたします。
屋根も、外壁も高所での作業となるため、メンテナンス・修理のための足場の組み立てが欠かせません。
足場の組み立ては、1回につき数十万円ほどの費用が発生するのが一般的です。
屋根と外壁それぞれのメンテナンス・修理ごとに足場を組むと費用がかかるので、一度にまとめて工事を行われることをお勧めいたします。
修理費用という金額面はもちろん、時間の面でも節約につながります。
屋根も外壁も外観の美しさだけではなく、機能面でも重要な役割を持っているので、定期的なメンテナンスが重要になるのです。
みらいホームでは、高所カメラを使用し、屋根の無料点検を行わせていただいております。
ご自宅の屋根の点検をご検討中のお客様は、是非お気軽にお問い合わせください☺
本日も最後までお読みいただきありがとうございました☺
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