神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰2-9-11
お世話になります。
実は、住宅用屋根材の中には、塗装ができない屋根材があることをご存知でしょうか?
実は、塗装ができない屋根は、お客様だけではなく、業者の中には認識していない場合もございます。
今回は、塗装できない屋根材「パミール」についてご紹介させて頂きます。
パミールとは、外装建材メーカー・ニチハが製造していたスレート屋根の商品名で、現在は製造中止になっていますが、1996~2008年まで製造されていました。
当時、アスベスト(石綿)の含まれない画期的な屋根材として注目を集め、全国に広く流通しました。
パミールでよくある不具合と劣化症状とは?
パミールでは特徴的な劣化症状がいくつかございますので、ご紹介させて頂きます。
❒ 層間剥離(層状剥離) 屋根表面がミルフィーユのような層状にパリパリと剥がれる不具合のことを言います。台風などの飛来物によって大きく損傷する可能性があります。
❒ 釘の腐食・屋根材のズレ ニチハのパミール屋根に使用された釘は腐食が早いのが特徴です。
通常の釘よりもメッキ処理が十分でないことが原因です。
釘の不具合についてはメーカーのニチハも認めています。
❒ 屋根材の先端が白っぽくなる 築8年から10年年ほどで屋根材の先端がはがれて白っぽく見えるのはパミールの特徴です。
層間剥離の初期段階と言えます。
一見コケのようにも見えますが、日当たりに関係なく症状が現れます。
❒ 屋根材のズレ 釘の腐食によって屋根材のズレが起こり、放置すると屋根材が落下する危険性があります。
築年数に関係なく、この症状がおこる可能性があります。
❒ ひび割れ アスベストを使用していないパミールは通常のスレート屋根に比べ強度がなく、お家の揺れや飛来物によってひび割れが起こります。
屋根全体にひび割れが見られることが特徴です。
下記お写真は、実際に弊社にご相談を頂き、現地調査を行わせて頂きましたパミールになります。
実際に屋根材を剥がしてみると、下地の防水シートも劣化しております。
パミールは塗装できないのか? パミールの屋根は基本的には塗装でのメンテナンスは行っておりません。
塗装ができない理由の一つは、塗装工事で重要な下地処理の高圧洗浄ができません。
通常のスレート屋根では、高圧洗浄を行っても割れたりすることはありませんが、パミールの場合は、水圧だけでなく、作業員が屋根の上で作業するだけでも重さで割れてしまうのです。
仮に高圧洗浄を終え無事に塗装ができたとしても、パミールの特徴でもある層間剝離は表面の塗装ではなく屋根材自体が剥がれている為、早期に不具合が生じてきます。
層間剝離が発生している屋根材に、いくら良い上塗り材を施工しても屋根材の保護にはつながらないのです。
耐久年数10年以上の塗料を使用したとしても3年ももたない可能性があり、無意味な工事になってしまいます。
パミールのリフォーム方法とは? それではどのように屋根リフォームをしたらよいのでしょうか。
❒ 屋根カバー工法
カバー工法は、既存の屋根の上から新たに屋根材をかぶせていきます。
現状の屋根材の解体費・処分費が掛からない為、比較的安価に工事をすることができます。
また、工事期間も短期間で作業が終わります。
❒ 屋根葺き替え工事
葺き替え工事は、現状の屋根材を全て撤去後、下地処理から行っていきます。
もしも雨漏りをしていた場合には、葺き直しを行うことで原因の解決ができる為、お勧めです。
どちらの工事も塗装工事よりも高価になる為、現状のお家の状況と予算をもとにメンテナンスの計画を立てられることをお勧めいたします。
パミールが使用されているか確認する方法とは? パミールを確認する方法として層間剝離の有無が挙げられます。
日当たりに関係なく、屋根の小口が白っぽいか、屋根がはがれているように見えた場合はパミールかもしれません。
また、屋根材を上から見たときに小口部分の凹凸が均等なのもパミールの特徴です。
屋根材の形状については下から見上げただけでは、はっきりわからないことがほとんどの為、屋根の異変を感じたときは専門業者に点検を依頼されることをお勧めいたします。
※屋根の上は大変危険です。
お住まいの方は絶対に上らないようにしましょう。
☆パミールかどうか見極められる業者へ依頼をしてください。
「スレート屋根はすべて塗装できる」と思っていると、後に塗膜の剥がれや屋根材の不具合といったトラブルにつながります。
特にパミールはどんなに塗装で防水性を高めても、塗装では長持ちしません。
業者でもパミールかどうか見分けがつかない場合もありますので相見積もりをして複数社の意見を聞かれると良いと思います☺
お見積りの作成など、
何度でも無料でご提出させて頂きます。
メールでのお問い合わせは⬇こちらからお願い致します。
お問合せはこちら
【所在地】神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰2-9-11
お世話になります。
実は、住宅用屋根材の中には、塗装ができない屋根材があることをご存知でしょうか?
実は、塗装ができない屋根は、お客様だけではなく、業者の中には認識していない場合もございます。
今回は、塗装できない屋根材「パミール」についてご紹介させて頂きます。
パミールとは、外装建材メーカー・ニチハが製造していたスレート屋根の商品名で、現在は製造中止になっていますが、1996~2008年まで製造されていました。
当時、アスベスト(石綿)の含まれない画期的な屋根材として注目を集め、全国に広く流通しました。
パミールでよくある不具合と劣化症状とは?
パミールでは特徴的な劣化症状がいくつかございますので、ご紹介させて頂きます。
❒ 層間剥離(層状剥離)
屋根表面がミルフィーユのような層状にパリパリと剥がれる不具合のことを言います。台風などの飛来物によって大きく損傷する可能性があります。
❒ 釘の腐食・屋根材のズレ
ニチハのパミール屋根に使用された釘は腐食が早いのが特徴です。
通常の釘よりもメッキ処理が十分でないことが原因です。
釘の不具合についてはメーカーのニチハも認めています。
❒ 屋根材の先端が白っぽくなる
築8年から10年年ほどで屋根材の先端がはがれて白っぽく見えるのはパミールの特徴です。
層間剥離の初期段階と言えます。
一見コケのようにも見えますが、日当たりに関係なく症状が現れます。
❒ 屋根材のズレ
釘の腐食によって屋根材のズレが起こり、放置すると屋根材が落下する危険性があります。
築年数に関係なく、この症状がおこる可能性があります。
❒ ひび割れ
アスベストを使用していないパミールは通常のスレート屋根に比べ強度がなく、お家の揺れや飛来物によってひび割れが起こります。
屋根全体にひび割れが見られることが特徴です。
下記お写真は、実際に弊社にご相談を頂き、現地調査を行わせて頂きましたパミールになります。
実際に屋根材を剥がしてみると、下地の防水シートも劣化しております。
パミールは塗装できないのか?
パミールの屋根は基本的には塗装でのメンテナンスは行っておりません。
塗装ができない理由の一つは、塗装工事で重要な下地処理の高圧洗浄ができません。
通常のスレート屋根では、高圧洗浄を行っても割れたりすることはありませんが、パミールの場合は、水圧だけでなく、作業員が屋根の上で作業するだけでも重さで割れてしまうのです。
仮に高圧洗浄を終え無事に塗装ができたとしても、パミールの特徴でもある層間剝離は表面の塗装ではなく屋根材自体が剥がれている為、早期に不具合が生じてきます。
層間剝離が発生している屋根材に、いくら良い上塗り材を施工しても屋根材の保護にはつながらないのです。
耐久年数10年以上の塗料を使用したとしても3年ももたない可能性があり、無意味な工事になってしまいます。
パミールのリフォーム方法とは?
それではどのように屋根リフォームをしたらよいのでしょうか。
❒ 屋根カバー工法
カバー工法は、既存の屋根の上から新たに屋根材をかぶせていきます。
現状の屋根材の解体費・処分費が掛からない為、比較的安価に工事をすることができます。
また、工事期間も短期間で作業が終わります。
❒ 屋根葺き替え工事
葺き替え工事は、現状の屋根材を全て撤去後、下地処理から行っていきます。
もしも雨漏りをしていた場合には、葺き直しを行うことで原因の解決ができる為、お勧めです。
どちらの工事も塗装工事よりも高価になる為、現状のお家の状況と予算をもとにメンテナンスの計画を立てられることをお勧めいたします。
パミールが使用されているか確認する方法とは?
パミールを確認する方法として層間剝離の有無が挙げられます。
日当たりに関係なく、屋根の小口が白っぽいか、屋根がはがれているように見えた場合はパミールかもしれません。
また、屋根材を上から見たときに小口部分の凹凸が均等なのもパミールの特徴です。
屋根材の形状については下から見上げただけでは、はっきりわからないことがほとんどの為、屋根の異変を感じたときは専門業者に点検を依頼されることをお勧めいたします。
※屋根の上は大変危険です。
お住まいの方は絶対に上らないようにしましょう。
☆パミールかどうか見極められる業者へ依頼をしてください。
「スレート屋根はすべて塗装できる」と思っていると、後に塗膜の剥がれや屋根材の不具合といったトラブルにつながります。
特にパミールはどんなに塗装で防水性を高めても、塗装では長持ちしません。
業者でもパミールかどうか見分けがつかない場合もありますので相見積もりをして複数社の意見を聞かれると良いと思います☺
お見積りの作成など、
何度でも無料でご提出させて頂きます。
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