神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰2-9-11
お世話になっております。
今回は、地震によりヤテ者が倒壊してしまう原因ご紹介致します。
① 壁量の不足
木造住宅の壁量は、建築基準法で決まっていますが、
実は建物を建てた年代により、その基準に大きな違いがございます。
それは、大きな地震があったあとに、建築基準法がその地震の判例状況から改正されるからです。
つまり、法改正をする前に建てられた建物とあとで建てられた建物では、大工さんの腕に関係なく、違いがございます。
さらには、その壁量は、建物の重量にも関係があり、重い建物ほど壁量が必要になります。
② 壁バランス
建物には
・建物の重さの中心「重心」
・耐力壁の剛性の中心「剛心」建物の強さの中心のこと
があり、その互いの中心が大きくずれていると、地震のときに「剛心」の周りにする回転する変形揺れが起き、特に重たい「重心」部が大きく揺れ歪みが起こります。
③ 接合部
主要構造部のツナギ部になります。
土台、柱、梁、筋合いなどがしっかりと固定されることで、地震による揺れを建物全体に伝え、バランスよく保つためにとても重要な要素になり建物全体が強くても、ある一部が弱ければその部分が原因地震により変形を起こすなど倒壊の危険がございます。
この接合部に関しても、壁量と同様に、建物を建てた時期の建築基準法により、ある程度左右されますが、同じ時期に建てられた建物でも、工事をした工務店さんによって使用金物や、取り付け方法に違いがあるなど、築年数だけでは判断ができない場合がございます。
④ 建物の劣化
構造基材の劣化による強度低下になりますが、その原因としては
・地盤面からの湿気による土台の腐りなど
この現象は古い木造住宅に多く見られ、布基礎と言われる全面コンクリートではなく、土の部分からくる湿気のため、近年建てられている建物では少ない現象かと思われます
・蟻害
シロアリは、土の中から建物の木部に侵入しますので、上記の現象と同じく、ベタコンクリート基礎仕様になってからは大分少なくなって来ましたが、周辺の土部より蟻道を造り建物に入ることもございます。
・雨漏りによる腐り
外壁や屋根などの外部から建物の柱などの構造木部が腐ってしまう現象で、これまで雨漏り劣化していた建物の多くに、雨漏りを室内で発見してすぐに異変を感じ調査や修理を依頼したのにもかかわらず、壁面内部にはずいぶん前から壁内に雨水が入って気づかずに年月が経過してしまった場合などがあり、早期な外壁や屋根の調査をしていれば回避できたケースも少なくありません
【所在地】神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰2-9-11
お世話になっております。
今回は、地震によりヤテ者が倒壊してしまう原因ご紹介致します。
① 壁量の不足
木造住宅の壁量は、建築基準法で決まっていますが、
実は建物を建てた年代により、その基準に大きな違いがございます。
それは、大きな地震があったあとに、建築基準法がその地震の判例状況から改正されるからです。
つまり、法改正をする前に建てられた建物とあとで建てられた建物では、大工さんの腕に関係なく、違いがございます。
さらには、その壁量は、建物の重量にも関係があり、重い建物ほど壁量が必要になります。
② 壁バランス
建物には
・建物の重さの中心「重心」
・耐力壁の剛性の中心「剛心」建物の強さの中心のこと
があり、その互いの中心が大きくずれていると、地震のときに「剛心」の周りにする回転する変形揺れが起き、特に重たい「重心」部が大きく揺れ歪みが起こります。
③ 接合部
主要構造部のツナギ部になります。
土台、柱、梁、筋合いなどがしっかりと固定されることで、地震による揺れを建物全体に伝え、バランスよく保つためにとても重要な要素になり建物全体が強くても、ある一部が弱ければその部分が原因地震により変形を起こすなど倒壊の危険がございます。
この接合部に関しても、壁量と同様に、建物を建てた時期の建築基準法により、ある程度左右されますが、同じ時期に建てられた建物でも、工事をした工務店さんによって使用金物や、取り付け方法に違いがあるなど、築年数だけでは判断ができない場合がございます。
④ 建物の劣化
構造基材の劣化による強度低下になりますが、その原因としては
・地盤面からの湿気による土台の腐りなど
この現象は古い木造住宅に多く見られ、布基礎と言われる全面コンクリートではなく、土の部分からくる湿気のため、近年建てられている建物では少ない現象かと思われます
・蟻害
シロアリは、土の中から建物の木部に侵入しますので、上記の現象と同じく、ベタコンクリート基礎仕様になってからは大分少なくなって来ましたが、周辺の土部より蟻道を造り建物に入ることもございます。
・雨漏りによる腐り
外壁や屋根などの外部から建物の柱などの構造木部が腐ってしまう現象で、これまで雨漏り劣化していた建物の多くに、雨漏りを室内で発見してすぐに異変を感じ調査や修理を依頼したのにもかかわらず、壁面内部にはずいぶん前から壁内に雨水が入って気づかずに年月が経過してしまった場合などがあり、早期な外壁や屋根の調査をしていれば回避できたケースも少なくありません